ひれ伏すとは身を前にかがめる動作ですが、ここでは両手を床につき、身をかがめて、頭を地面につける礼拝姿勢としてお話しします。
カトリックの典礼に参加するにあたって、このようなひれふす姿勢はありません。
聖書には24回ひれ伏すという言葉が出てきます。
それでもひれ伏す所作はイスラムや仏教の礼拝姿勢であり、カトリックの典礼には採用されておらず、相容れないものです。
侍者は告白の祈りの時に身を丸めて頭を床に近づけますが、信徒はそうはしません。
教会の椅子ならひざまづいて前の台に手をつきながら頭を下げます。
昔の日本の教会は畳もあったので、正座したまま頭を下げるとひれ伏すことになったところからきているのかもしれません。