ウィキべディア日本語版には以下のように紹介されていますが、全く違います。
聖ピオ十世会厳格典礼派[編集]
2012年8月10日に分離(英語名:The Society of St. Pius X of the Strict Observance。)。 三名の聖ピオ十世会の司祭と、二名の外部の司祭(ジョゼフ・ファイファー、デビット・ヒューコ、フランソワ・シャザル、リチャード・ボウジット[18]、ロナルド・リングローズの5名)がウィーンとヴァージニアの司祭会議の宣言に署名して発足した。この分派(SSPX-SO)は、ファイファー神父を代表にしており、代表職は2年おきに選出される。SSPX-SOは、米国のカルメル山の聖母教会を本拠にしており、そこに常在司祭と銀行口座を所有する[19]。
聖マルケルス・イニシアティヴ[編集]
この別派運動(英語名:The St. Marcel Initiative)は、2012年10月24日聖ピオ十世会から追放されたリチャード・ウィリアムソン司教が同年に聖マルケルス百人隊長(St. Marcellus the Centurion)にちなんで結成を宣言したものである
コメント
前のブログの記事も参照してもらいたいのですが、
・「厳律の十世会sspx-so」などという会は存在していません。また、その内容についても全く違います。
・ファイファー神父が代表とあるのも違います。ちなみに、ファイファー神父はレジスタンスに参加したものの、9年前に離脱してセデバカンティスト(教皇空位論者)となり、現在はそのグループの司教となっていますが、秘蹟の有効性が多くの人から疑問視されています。さらに、紛らわしいのですが、ファイファー神父にはティム・ファイファー神父という兄弟がおり、この方はレジスタンスでもセデバカンティストでもなく十世会の司祭として活動されています(現在来日中)。
・「聖マルケルス・イニシアティヴ」という会もありません。これはブログの名前です。
・レジスタンスは複数グループの総称もしくは通称で、一つの組織ではありません。
・レジスタンスの各グループは独自に活動しており、上下関係ではなく水平的な協力関係にあり、全体を統括する者はいません。そこが十世会と大きく異なるところです。
・これは教皇がおかしくなってどうしようもなくなったカトリック教会や、総長が方向転換してどうにもしようがなくなっている十世会と同じようにならないためのサバイバル戦略だと思われます。
・レジスタンス全体はひとりのリーダーへの従順の下に構成されている組織ではないので、そういうことは起きないし、さらに、どれかの組織がおかしくなったとしても、他の組織が残存して伝統と秘跡を守っていくことが可能となっています。
・レジスタンスのスタンスはルフェーブル大司教の方針、つまり、十世会がしてきたこと、以前はしていたが今はしなくなったことをしているだけです。もしも十世会が変わらなければ、レジスタンスが現れる必要はなかったでしょう。
・組織の形態は違いますが、内容は以前の十世会がしていたことと同じことをし続けていくことです。それは十世会が公会議前のカトリックを丸ごとそのまま続けていこうとしたのと同じです。
・レジスタンスには宗教として何も新しいものはなく、公会議前のカトリックにおける伝統と教義と秘蹟を継続継承しているに過ぎません。それまでのカトリックと違う道を行っているのはカトリック教会(公会議教会)なのです。カトリック教会はカトリックではなくなっています。十世会やレジスタンスにはカトリックがそのまま残存しています。